西宮市の内科・消化器内科・心療内科|肝炎、肝臓病、糖尿病

亀田内科クリニック

 
TOP»  コラム»  B型慢性肝炎とC型慢性肝炎の治療について(1)

B型慢性肝炎とC型慢性肝炎の治療について(1)

前回までお話させていただいてたA型・E型肝炎は急性といわれるもので、今回お話させていただくB型・C型肝炎は慢性の肝炎です。
急性というのはウイルスが入ってきて発症しても一旦治る人がいます。そういう人たちを急性といいます。それが治らないで六ヶ月を過ぎると一般的に慢性肝炎といいます。

B型肝炎の原因はB型肝炎ウイルスで、昔は輸血でB型肝炎になったということもありましたが、現在では輸血前にチェックがあるのでほとんどありません。むしろ現在では、若者の間での水平感染、性行為に伴う感染が増えています。
症状に関しては、B型もC型も基本的に同じです。ただ、B型に関しては急性肝炎で治っていく人が多いが、治らなかった人だけが慢性化します。慢性化すると 肝硬変になりやがて肝癌になるのですが、B型の場合は肝硬変になる前の段階で癌になる人がC型よりも多いという特徴があります。

B型肝炎はワクチンで予防できます。

C型肝炎の原因はC型肝炎ウイルスで、現在C型肝炎をわずらっている人、肝硬変をわずらっている人のほとんどが、肺結核で手術したときの輸血が多いです。そのほかに刺青で入るとか、医療機関の針刺し事故で入るとか、原因不明の場合もあります。
一般的に子どもの頃の予防注射で同じ針で何人も回し打ちしていたことが感染原因ではないかと解釈されますが、ただ感染率でいえばB型は針でもうつりやすく、C型は針ではなかなかうつらないという事実もあります。
症状に関しては、C型は一度なったらあまり治らず慢性化し、着実に肝硬変になり、やがて肝癌になります。

今回のお話はあくまでも症状をそのまま放置した場合のことです。
昔、予防接種を受けたから自分は慢性肝炎ではないかというふうに早合点せずに、一度検査を受けることをお勧めします。

次回では今現在のB型・C型肝炎の治療法について説明したいと思います。